2008年3月23日

092.3本の遮蔽線付き

<2018年と2019年の再撮影分に写真を差し替え>

送電線から誘起されて引き起こる誘導障害についてだが、これの対策用として、配電線の上部に遮蔽線(しゃへいせん)という電気の通っていない電線を施設することがある。
特に昭和20年代以前については、配電線も裸電線の使用が目立っていたようであるから、配電線と通信線とを併架される場合は、配電線の下に遮蔽線を施設するようなこともあったようである。その場合は保護線とか保護網とかという名称がつけられたようである。


なおこれは、比較的最近新設されたもの(千葉に限る)では、架空地線の材質と同じワイヤーを使うものがあるが、古いものでは、これは裸銅線の使用が目立つ。
(誘導障害は通信線や人体に対しても起こる。あまりにも送電線に近すぎると、ビリビリッとくるものということでよいかと思う。)

今回はそういったものを紹介しよう!



こちらは、東京都葛飾区奥戸の環七通り内回り、スポーツセンター交差点付近に発見!

奥戸線の支持物は、矩形鉄塔が基本であったが
2019年末には、全ての送電塔が背の高いスリム鉄塔に建て替えられた。
写真は建て替えられた後に送電線が見える感じで撮影したものになる。

ここでは、配電線の上部に、奥戸線という送電線が通過しているためか
(奥戸線は昭和36年(1961年)建設)




ここでは珍しく遮蔽線を施設した配電線が確認できた。

遮蔽線を施設する場合は、がいしは取り付けない。
これは、腕金→接地線を介して、地中へ放電しやすくするためである。
遮蔽線をがいしで支えておったら、緊急時に地中へ放電できない。
しかし千葉の方では、何故かクランプがいしで遮蔽線を支持したものを見たことがある。
もちろん遮蔽線には接地線を接続した状態で・・・
未撮影だが、その場所はこちらだ。
日本初の50万ボルト送電線・房総線の線下で確認済み。
大きな電圧でしかも送電塔も古く高さも低いことから、安全上のため
このエリアは例え農地であっても、遮蔽線の施設が目立つ。
なお、現存している中で!配電線の上部に施設された遮蔽線としては、これは東京都内では唯一と言えるものであった。

だが、前述の通り、奥戸線の矩形鉄塔は背の高いスリム鉄塔に建て替えられたので、今後は遮蔽線はなくなる運命にありそうだ。

電柱番号札の方は、電柱の建柱年が載っていないので
コン柱の年式を見て、大体の年式を割り当てる。

最後に、遮蔽線の年式についてだが、これは昭和44年頃のようだ。
この時期は、丁度付近を通る環七通りの開通年と一致する!
もう半世紀近く、ずっと残り続けていたようだ。
寿命的にもそろそろなくなりそうだ。

詳細は、後ほど開設したHPでも紹介中!



<以下より、差し換え前の写真と記述>

架空地線が1本から3本に変わっている電柱です。


いいえ、架空地線というか、3本になっている区間は遮蔽線のようで、安全上のためでしょうか、誘導障害から配電線を守っているようです。
上部には送電鉄塔の奥戸線が通っています。



そのお隣では、3本の遮蔽線を引通ししていました。
遮蔽線を支持している箇所については、がいしはありません。

2008年3月22日

091.高圧線の腕金にあった鳥の巣の写真です。

高圧線の腕金の部分に鳥の巣を発見しました。 2回線の高圧線に丁度、開閉器の下に巣が作られていました・・・
<斜めからの撮影> ジャンパー線支持碍子の中実碍子が巣の下敷きになっています。

<ズームして撮影> ハンガーがあるのでカラスの巣だと思います。

<さらに横からズームして撮影>

<ここから下記4枚の写真は2008年3月23日に追加いたしました>

別の場所でも発見しました。
<遠くからズームして撮影> こちらの開閉器付きの電柱の巣も遠くから目立っていました。

<ちょっと斜めから撮影> <さらに後ろから撮影・クリックすると拡大してご覧になれます>

高圧結合器のすぐ左に大きな巣が置いてあります。

こちらの巣もハンガーがあるのでカラスの巣だと思います。

ハンガーだらけです。

なんと、布団たたきまで開閉器の近くに置いてあります。

カラスが巣に持って行こうとした布団たたきは開閉器に引っかかっています。

<この布団たたき家にもありました・・・(笑)>

布団たたきがあのくらい小さく見えているので開閉器はかなり大きいことがわかりました。

<さらに下記の写真は2008年4月4日に追加いたしました> ハンガーが山積みになっていました。

また、さらに別の場所で発見した作りかけの巣の写真は下記リンクです。

作りかけの巣の写真

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2008年3月17日

090.コン柱からパンザマスト製の電柱に立て替えられた電柱

コン柱からパンザマスト電柱に建て替えられた電柱の写真です(・:・)
パンザマスト製の電柱は最近立て替えられたものでキラキラと輝いていました・・・ 前まで横型装柱でした。高圧線部分の左側の腕金は長いサイズのD型腕金で右側は小型のD型腕金でした。
電線とコン柱を接触しないように古いコン柱の上の部分が黄色のカバーで覆われています。
<友人の協力を得て正面から撮影>
コン柱とパンザマスト製の電柱の差が凄いです!!!
<ちょっと斜めから撮影> また、ジャンパー線支持碍子が変わった位置についているのが凄いです・・・
<さらに下から撮影> コン柱の支柱とパンザマスト製の電柱の間が擦れ擦れでした・・・
<コン柱とパンザマスト製の電柱の間を中心に撮影>

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2008年3月16日

089.高圧線3本が下に引き下げられていて束ねられている高圧線

高圧線3本が下に引き下げられていて高圧線3本が束ねられていました。
工事用の開閉器も付いていました。
<携帯で撮影>
この電柱は現在無電柱化されてしまいました。
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088.右側に変圧器が付いている電柱・・・

開閉器つきの電柱の右側に変圧器があります。 変圧器引き下げの電線を支えている腕金と高圧線の腕金が直接付いています。よく見る電柱では通路側に変圧器が付いています。
<携帯で撮影>

<下記の写真は2008年3月23日に追加いたしました> こちらの電柱も道路は右側で高圧線と逆の右側に変圧器が付いていました。

<デジカメで撮影>

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