地方の配電設備ではよく横配列の低圧配電線を見かけることがあるが、東電管内でこうしたものが見られることは極めて珍しい。
ご覧の通り、ここでは横配列の低圧配電線が続いている。
では、負荷側から電源側に向けて追跡していくことにしよう。
負荷側にある終端部も2連の腕金によって低圧引き留めがいしを取り付け引き留めている。
通常は高圧配電線が最上部に来ることは普通なので、低圧配電線が最上部に来るとなると不思議な感じがする。
1本手前の引き通しは
電灯線なのにも拘わらず低圧ピンがいしによる引き通しとなっていた。
また、アースの色分けもちゃんとなされており、今ではほとんど見かけることがなくなった緑色の低圧ピンがいしも確認できる。
建柱年は昭和45年のようだ。
当時からこんな状態なのだろうか
建物からは結構離れているので
横配列にする必要性は本当にあったのか、疑問に思う。
電源側に近づいて来ました!
電源側はいつも通り、縦型配列で分岐されています。
ここでこれは動力線200Vではなく電灯線100Vということがはっきりとわかります。