2022年12月29日

おまけ投稿:鉄柱による構内用送電線(佐野川線)

 ここでは2系統の電線路がそれぞれ確認でき、送電線の方が佐野川線、配電線の方が、日軽佐野川線とあった。

うち、ここでは送電線のほうを見てゆく。



送電線の方は日本軽金属の佐野川発電所発電所を起点とし、富士川第一発電所までを結んでいるようだが、振り分け番号は逆になっているようだ。

普通は発電所を起点に、1号、2号と続く。

※富士川第一発電所、通行止めで見ることができなかった佐野川発電所共々、昭和35年(1960年)頃の映像は、以下にあり。

https://youtu.be/OmzOg0Golrs?t=540

いずれとも富士川の渇水に備えての自家発電施設とある。




1号は2基の鉄柱としていたが、以降は鉄塔も出てくる。





ここでは2号と3号だが、送電塔








送電塔になっているところは一度建て替えられたのか、建設年は若かった。



ここでは平成4年(1992年)3月と確認できた。







5号からはしばらく鉄柱が続く。






7号では、鉄柱の年式が確認できた。




見るとそれは、昭和36年(1961年)1月とあった。

電力会社の設備から独立させた構内送電線のようだが、プレートは下地が黄色の中部電力仕様だった。




これが8号

ジャンパー線支持は長幹がいしとなっており、下吊り。




9号、10号は送電塔






10号は平成17年(2015年)12月に建て替えの模様




順番通りに行けば次は11号となるが、送電塔に建て替えて、振り分け番号も減った箇所もあったはずだから、わからない。




次は古そうな送電塔

ここは元からそれだったように思える。



番号は見えず。










次は再び鉄柱で、15号とあった。







建設年は変わらず。




次が16号だが




この先は通行止めのようで、追跡はここまでとなった。

だが、付近の佐野川河川公園につながる吊り橋からは、後数基ほど、奥のもの(20号まで)が望めた。






ジャンパー線支持は特に急カーブ箇所でない限りは、取り付けないようだ。





最後に、吊り橋からの展望を


次に構内用配電線を見てゆく。


3476.ちょっとした構内線

 





高圧ピンがいしの引き通しや振り分け引き留めなども見られたが、カバーは東電で使われているものでないタイプ






ここが起点のようだ。


3475.電話線は木柱で

 


高圧はFアームによる支持だが、電話線は木柱で


おまけ投稿:富士川第一発電所

 


周囲の送電塔がまた古いんだよな。


おまけ投稿:JR十島線3号鉄塔他

 



1回線





雷を落ちやすくしたのか、同2号鉄塔は、上部にさらに部材を継ぎ足している。