2022年7月18日

2958.2本建てのH柱

 



この先は、川幅の広いロングスパンのなっているため



柱は1本多めの2本建てのH柱としていた。



なお、高圧耐張がいしについては、特に変わりはない模様。

普通の中実耐張がいしを使用していた。

限流ホーンもついていた。

2957.1度2回線に振り分けた後、1回線ずつを左右へ振り分け?

 


1回線の高圧配電線から1回線を分岐する場合は、柱から直接1回線を分岐する例が多いが、こちらは違った。


ここは珍しく、こちらの開閉器装柱で、1度、高圧配電線を2回線にしたのち



その先で1回線ずつを左右へ振り分けていた・・・

いや、逆かもしれんぞ。

さっきの1回線にひとまとめしている開閉器装柱の開閉器は、実は連絡用で、合流しているようなことも考えられる。


2956.見慣れないプレート

 


ここでは見慣れないプレートを発見





確認 厚田線 5号との表記があるものだった。



どうやらこの配電線路は、途中から厚田発電所で使う保守用の電源用となるようで、同発電所へ向けて続いているのが見えた。





ここでは写真右側




奥にある建屋が厚田発電所。

なお、同発電所のついては、既に昭和4年の送電線路図では確認できることから、かなり古いのが伺えた。

他には、かつての東京電燈が発行の送電線路図もあるのだが、そこではあの明治37年(1904年)建設の室田線(但し、支持物は複数回更新した模様。明治物は1つもない。)に接続されているのも見えたが、果たして・・・



最後に看板


おまけ投稿:椎名線

 





こちらもまた高度経済成長期の竣工の模様。

昭和35年(1965年)12月とある。



撮影は23号鉄塔付近にて!

こちらは22号鉄塔

架空地線支持の尖がり帽子がなければ、正しくあの頃の形に早変わりってか




おまけ投稿:川戸線

 


川戸線の旧鉄塔については・・・


これまたスリートジャンプ対策だと思うが



上から2段目の中相の腕金については、途中からなんらか改造したように思えた。



ひとまずこちらが19号鉄塔だった。





年式については、16号鉄塔で確認できた。



大正14年(1925年)2月のようで、こちらも歴史的送電線だった。





なお、完全なる原型については、ねん架鉄塔化したような箇所で発見



こちらについては、どの腕金も改造されていない完全なる原型に思えた!