2022年6月25日

おまけ投稿:船橋線

 






船橋線もまた当時物の送電塔は形が古く、架空地線支持の腕金と一番上の上相の腕金とを共用した旧鉄塔の構造となっている。



だが、ここは他にもレア構成あり!

それはといえば、上部の2回線の送電線の引き通しは、がいしはI吊になっているのに対し、下段はV吊となっていることだ。

不揃いなのはレアなものかと




年式は昭和44年

1969年だ。



なお、送電塔の周囲は、特に緑のフェンスで囲まれてはおらず



単純に車避けなるガードレースがあるのみだった。

(東京都内だと、確実に緑のフェンスあり。)






最後に反対側!


2941.腕金を伸ばしてがいし型変流器


 この手のものは、大概、開閉器装柱での発見例が多いが、こちらは違った。





普通に本柱にあるのはクランプがいし2:1の引き通しであるが、何故かここは珍しく、腕金を伸ばしてがいし型変流器を取り付けていた。













それからここは、架空地線支持の腕金も珍しく、やり出し改造版の鳥居型となっていた。


2940.古い鳥居型の引き留め柱を覆いつくす蔦。

 



ここではまるで廃屋廃墟の如く




蔦に覆われる古い鳥居型の引き留め柱を発見


いや~こちらは普通に活線であって、廃線じゃないのだがなぁ

2939.上部は鳥居型付きの両引き留め装柱、下段はやり出しの引き通しで交差分岐

 




鳥居型を通る架空地線は、少し下げた位置で珍しく引き通し



2938.パンザーマストを継ぎ足した支持物で鳥居型、高圧は高圧引き込み線を振り分けた開閉器装柱