2021年3月14日

2091.建物の屋上から顔を出す引き留め箇所

 

高圧引き込み線の引き留めについては


需要家側の敷地内に低めの電柱を建てて引き留めるか、建物そのものにDアームなどの腕金を取り付けて直接引き留める例もあるが、ここは少し違った!


建物の屋上付近から顔を出すかのような構成で、高圧引き込み線を引き留めていた。w

この感じだとPASについては、屋上に施設されている感じか

3つの高圧耐張がいし、それからその背後にある耐塩高圧ピンがいしについては、いずれとも赤帯なしの新しいものが使用されていた。


なお、左側にある東電側の配電柱には、高圧引き込み開閉器は施設されていない。

(これについては2015年から施行されている。↑)


2090.1本腕金とトンボ腕金

 


ここでは



左下の変圧器は、後で増設されたか新設されたかだと思うんだが

ここでは正面に電灯用変圧器を1台
左下の手前側に縦長の動力用変圧器を取り付けている。

元々あった正面受けのトンボ腕金は残す形で、左手前ではトンボ腕金ならぬ1本の腕金で変圧器への高圧引き下げ線を支持している。

(※近年では、変圧器への高圧引き下げ線の支持に上下でトンボ腕金を使用するのは廃止となっており、高圧用腕金でそのまま高圧引き下げ線を支持する例が基本のようである。しかしそこで支持できない場合は、高圧用腕金のすぐ下に長い2メーター仕様?と思われる長い腕金を用意して、固定することもある。ここは後者の例だ。)

トンボ腕金を使用していないのは、左下にある動力用変圧器の方である。

昔の構成でいうなら、これは3台変圧器になったことだろう。

しかし今の動力用変圧器は、縦長の1台で済むのでなんとか2台として収まりきっている。w

2089.支線の引き留めで2連高圧耐張がいし

 ここからの撮影は、江東区の森下や住吉付近となる。



支線の引き留め箇所では、高圧がいしを使う例はほとんどない。


しかし一部地域では、支線の引き留めで高圧耐張がいしを使用することがある。

今回は江東区での発見となった。


ここではご丁寧に、連結部分に黒いカバーも見られた。

なお、引き留めクランプについては、銅線仕様が使われているのが見えた。





正面側からはこんな感じで!

2088.やり出し装柱による引き留めで、建物側の1本をコン柱の先へ寄せる。

 


腕金は抱腕金で!


やり出し装柱による中実耐張がいしを使用した引き留め箇所となるが

ここでは珍しく、建物側の1本が、コン柱を超えた腕金の端で引き留められていた。


2087.コン柱寄りに高圧結合器


全ての高圧配電線を片側へ寄せたやり出しで開閉器装柱にする場合の高圧結合器の取り付け位置は、別の腕金を用意するなどいろいろあるが


今回は、鉄筋コンクリート柱寄りの箇所にそれを取り付けているものを発見!