全ての高圧配電線を片側へ寄せた(やり出し)ものによる振り分け引き留め装柱
これも中々見かけない構成だ。
なお、一部では支線の引き留めに1連の高圧耐張がいしを使用している箇所も確認できた。
東京電力管内では基本的に、架空地線の引き留めや支線の引き留めには、高圧がいしを使うことがない。
ここで支線の引き留めに高圧耐張がいしを使っている理由については、恐らく、塩害地域で漏電を懸念している影響なのかと思われる。
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東京電力管内では基本的に、架空地線の引き留めや支線の引き留めには、高圧がいしを使うことがない。
ここで支線の引き留めに高圧耐張がいしを使っている理由については、恐らく、塩害地域で漏電を懸念している影響なのかと思われる。
高圧用腕金と上部にある変圧器への引き下げ線を支持しているトンボ腕金との間隔であるが
↑ところ狭しに変圧器が並ぶ。 |
こうとなれば、上部のトンボ腕金は不要にも見えるが、ここは一応海に近いエリア(ビル風などを含み、強風が吹きそうなエリア)であるから、省略しなかった感じだろうか
ちなみにだが、過去には間隔が狭くなっていなかったとしても、上部のトンボ腕金を省略したものを確認済みだ。
自動開閉器によくありげの高圧結合器が、ここでは突き出すような形で取り付けられていた!
また、こちらの高圧用腕金であるが、まだ北斎通り沿いに電柱があったことを物語っている一面がある。
腕金が少し下がっている。
電柱があった頃は、振り分け引き留めか空中交差分岐が行われていたことだろうと思われた。
こちらのFアーム装柱だが
高圧配電線の支持部については珍しく!
いつもの付属の専用の短い腕金は使っておらず、通常よく使われている長さ1800mmの高圧用腕金が継ぎ足されていた!
Fアームに長い腕金を継ぎ足すという光景は偶にあるが、まさか普通サイズの腕金を継ぎ足すものもあったとは、これはこれで珍しい構成だ。
継ぎ足されている腕金の年式を探るべく、プレートを見てみたが、そこまでの記載はなかった。 |
反対側はこんな感じで!w |
直接高圧用腕金として取り付けられていたものかと思われる。
それにしても流用品の使用は初見だった。
恐らく以前は、普通のやり出しによる引き通しだったのだろうな