2015年4月18日

802.2重の腕金



多分、後から電話線の他に、光ファイバーなどの線を追加したから、嵩上げでこうなっているのかと思うが



そういったタイプの中でこれは珍しい。


嵩上げ前の腕金が丸型土台付属から伸びる腕金上(高圧カットアウト類を取り付ける部分)に残っちゃってます。



普通なら撤去されるはず。

801.誤接続防止!

まぁ、遮蔽線(別名:保護網とも言うようだ。)が高圧配電線の上に通過していること自体珍しいタイプになるのだが


よくよく見てみれば、それよりもちょいと珍しい光景を確認することができたから、撮影することにした。


中腹部の低圧配電線だ!


CVケーブルから電線を取り出し、一旦、腕金上で低圧引込み線を取り出すため、こうなっているのかと思うのだが、ちゃんとそこに低圧ピンがいしが取り付けられていることが珍しい。
さらに、真ん中には、見かけることが少なくなった緑の低圧ピンがいしもある。

800.上に大きな空間と不均等配列のがいし2連

神奈川県横浜市青葉区の藤が丘駅付近にて、古そうながいし2連が確認できたのだが




上部に広い空間がある両引き留めで開閉器付きと



手前では、がいし配列が不均等になっているもので、がいし2連のものが確認できた。



不均等配列になっているのは、開閉器があることが関係しているものかと思われるが、がいしが不均等にならんでいることにも古そうなイメージがある。

2015年3月3日

799.ごついカバー

どちらかというとこれは新しいタイプの分類に入りそうなので、こちらに掲載しようかと迷いましたが、この記事の次記事で丁度、800に入るので掲載しようと思います。


一見はごく普通の自動式の開閉器付きのタイプに見えがちですが


高圧配電線の引き通しをしているクランプがいしの黒色のカバー(クランプカバー)



何だか少しごつい!?のが使われています。
今回の発見は、都内23区東部を通る環七通り沿いでの発見となりましたが、実は2011年(平成23年)の時点で、都内23区西部を通る環七通り沿いでも発見していました。

しかし、そちらでは街路樹がある区間での発見となりましたので、当初は「街路樹と高圧配電線が接触し、がいしに負担がかかるから、その補強用にカバーを補強したのだろうか?」と思ってはいたのですが、ご覧のとおり、街路樹がない場所でも使われている光景が確認されましたので、新タイプになりつつあるタイプかもしれません。

今のところは、環七通り沿いだけで見つけただけなので、珍しいと思いきや掲載した次第です。

ガラスが曇ってしまい見にくいですが




ジャンパー線の支持にもごついクランプカバー


ここでちょっと、送電線の鉄塔ファンの方に耳よりの情報
おまけ・・・
電工さんが鉄塔に登って作業しているのを確認!


環七通りで中川を渡る陸橋の上で気になったのが右側に立つ送電線の鉄塔
奥戸線10号鉄塔ですが、なんかやってます。


がいしには
 黄色のカバーが確認できます、がいしの交換作業でしょうか?
4月上旬ごろには、バイパスケーブルも出現し始め、どうやら建て替えのようです。
 横はこんな感じで!
このあたりはJR貨物の線路の上を通る新金線も含めて結構古そうな鉄塔が残ってます!右後ろに写る門型鉄塔は特に古いようです。
なんだかおっかなそうな仕事です。
決定的瞬間!
凄いです。送電線の上に電工さんが乗っています。

追記:2015年4月11日、奥戸線10号鉄塔の背後に普通鉄塔が立ち始めているのを確認
どうやら建て替えのようです。
建て替えは全部で3基のようです。恐らく10号、11号、12号かと・・・


798.開閉器なしで分岐

最近のコンビニは高圧受電が増えていますが

ここでは区分開閉器なしで直接、コンビニの敷地内にある高圧引き込み柱へと接続されています。
 
引き込み側にはちゃんと、D型腕金に開閉器、その右下に計器用変圧変流器がある最新の組み合わせとなっています。


まぁ、そもそもは何等かの原因で、外に張ってある配電線にまで故障が及ばないよう(波及事故防止対策として)高圧需要家側にも開閉器が取り付けられているわけですわ(昭和40年代頃の昔はなかったようですが、最近では波及事故対策として、需要家側への取り付けが推奨されているようです。)
さて、その高圧需要家側に設置されている開閉器ですが、正しくは気中負荷開閉器(専門用語ではPASと略す。)と呼んでいます。


しかし、今回気になったのは電力会社側の設備です。
区分開閉器の取り付けはなく、ワイヤーを張ってそのまま空中の地点で、コンビニへ高圧引き込み線の分岐が行われています。

今回初めてみました。
これから取り付ける予定なのか、それとも地方ではこれを省略しているところもあるようだから、この先はコスト削減として省略することになるのであろうか