2016年11月5日

1017.向きが不揃い その2


向きが不揃い編でその2です。


こちらは、廃アパート群と共に発見!


千葉なのでグランドワイヤーの支持は片寄った鳥居型となっています。


高圧配電線については、ややカーブを振っているため、建物側を向いています。

そのため、こちらも、高圧とトランスは逆を向きながら付いています。


トランスは比較的最近更新したようで、新しくなっていました。
なお、変台は古いようで、左側にトランスの接地線支持の緑の低圧ピンがいしが確認できます。(この辺りでは、それがまだ結構残っていました。)


反対側はこんな感じで!




引き下げ線を支えているトンボ腕金は古そうです。
横幅長さは昔昔の昭和40年代に流行った1500mmのものかと思います。
なお、その右上についている高圧用腕金は現行サイズの横幅1800mmです。

1016.堂々の未交換!w

東電管内の配電柱を見上げてみれば、今はもうほとんど、高圧配電線引き通しの高圧がいしについてはクランプがいしに交換されているのだが、東京都内の離島や千葉県等では、今でもクランプがいしに交換されていない古いものを稀に見るときがある。(だが、その大半は、昭和50年代に一時期流行った10号中実がいしを用いたものばかりで、ピンがいしを使ったものは全く見たことがない。しかし、耐塩皿がいしを使ったものであれば一度だけ見たことがあり、山崎線という東電管理の小規模送電線で確認している。)

以下もその一例だ。


堂々の未交換です!ww
こちら、工場等の内部を通っている構内用配電設備ではなく、完全に東電の配電柱です!


高圧がいしは何時もの黒目(クランプがいし)ではなく、ここは今では見慣れぬ白目(10号中実がいし)となっています。

そして、何故かここでは、高圧引き込み線を分岐しているタイプだけ、今のクランプがいしになっていませんでした。(何故そこだけ!?)


そして!!奥にももう1本、同様の構成で残っていました。w


白目と黒目が隣合わせなんて光景も昭和60年代には都会でも見られたようです。
(↑あの頃はまだ、クランプがいしへの未交換のものが多かったですからw)
これについては、ユーチューブに上がっている車載動画で確認しました。w

ご覧の通り!


ここもクランプがいしに交換されておらず、10号中実がいしのまま高圧配電線が引き通しされています。

1015.支え棒

普通、離隔腕金にはこういった支え棒はないのだが

ここは配電線の張力を懸念したのか


それぞれD型腕金(離隔腕金仕様のもの)部分に支え棒があるのが見て取れます。


使われているのはアームタイのようです。



それから、ここで初めてリカク(離隔)の文字が確認できました!!
なお、この離隔腕金は、D型腕金(離隔腕金仕様)に水平の腕金を追加した初期型になります。


おまけ


こちらは、前ページの「奥の区間は?」で紹介しているものになりますが、こうしてみると目の錯覚で、レアな開閉器2台装柱に見えます。


しかし、実際には開閉器2台装柱にはなっていません。(開閉器操作の引き紐が重なり、わかりにくくなるためか、東電管内では開閉器2台装柱は禁じているようです。)
偶然にも後ろの開閉器が前の配電柱と重なり、開閉器2台装柱に見えるようです。w

1014.取り残された区間


ここで気になったのは奥の区間!


大容量の電源を運んでいるぶっといアルミ線から突然、古びた銅線が登場し!引き留めながらケーブル端末をもったやつがいます。ww


以前は高圧引き込み線を引き下げていたのでしょうか?


それから、GWキャップの向きも見ると怪しい。w
以前は千葉都市モノレール沿いにも配電線があったのかもしれませんね