2016年6月5日

983.高圧とトランスは逆向きで!やや旧式?

こちらも京葉道路沿いで発見w(この区間は一般道なのに、高速道路で見かけるキロポストの表示があるといった珍しい区間の国道14号です。)


高圧線とトランスの向きを揃えず、それぞれ逆向きにさせたものは、丸型の変圧器の土台が登場したかつての昭和50年代頃?国道によってはあったところもあったようですがっ!!(この国道沿いももっと古ければ、大量のハンガー装柱なんかもあったことだろう。)



それが!今も!!こうして残っているとは!!!w
(他のものも見ると、ここでは引き通しのものに限っては皆、高圧線は歩道側を向いています!)


どうやら、トランスを車道側に向けて取り付けてしまうと、国道の電灯とそれが干渉してしまうため、かつては高圧は歩道側に向けて、トランスは車道側に向けたといった取り付け手法もあったようです。(←私が小学校時代の頃、学校でのなんかの授業で、昔の写真でそういった構成を見たような気がします。それも確かこういった国道沿い、別のだけど・・・鳥居型が山ほどあったんで、昭和50年代かと推測します。www←電柱のことなら、んなことまで覚えてます。w)


しかし、今はトンボ腕金は使わず、そのまま高圧用腕金にトランスへの引き下げ線支持がいしを取り付けることが大半となりましたので、今はあまり見かけません。



おまけにここだけ、グランドワイヤーの支持は腕金となっており、その古い感じもよかった。

982.開閉器は別付けで!

こちらは、千葉の幕張にあるコストコへの行きにw東京・江戸川区内を通る京葉道路沿いで発見w


通常、開閉器は高圧用腕金に直付けされることが基本ですが
こちらは、後から高圧引き込みが必要となったのか



特大サイズのD型腕金を後付けさせて高圧引き込み開閉器を取り付けています。
(高圧引き込み開閉器とは、高圧需要家との境に設けられている区分開閉器のことを示します。しかし、今やこれも旧式になりつつあるようで、近年では東電側の高圧引き込み開閉器は省略させて、高圧需要家側に取り付けられるPASのみが主流となっているようです。)

そもそも、東電管内の場合、高圧がいしの配列が2:1の場合は、必ずと言えるほど、高圧がいしは不均等に並んでいます。

いちいち、そのために高圧用腕金の取り付け位置をずらし、さらには高圧がいしを不均等にさせるのに手間がかかるので、開閉器用の特大サイズのD型腕金を用意し後付けしたのかと考えられます。