2012年5月19日

686.傾き

 狭い路地で高圧線も太い2回線の配電線タイプは珍しいです。
 旧角度の配電線を両引き留めにしているタイプですが、ここではちょっと腕金が傾いてしまっています。
2本の腕金を支えているアームタイをもう少し上に取り付けていれば傾きは防げると思われますが、電線が足りない為にあえてこうなっているとも言えそうです。
傾きにあわせて、変圧器への引き下げ線も弛んでいます。

685.不思議な部分!

「低圧線だよな~」と思いきや確認してみると、どうみても低圧本線から分岐されているのですが!
 一見は最近ではあまり見かけないと思いきや、今ではちょいと珍しい鳥居型の引き通しタイプ!(鳥居型タイプは架空地線を分岐する際に採用されているタイプを見かけるのが殆どです。ところが、ここではまっすぐ引き通しタイプなのに鳥居型です。ここでは丁度、架空地線の繋ぎ目になっている為にそうなっているのかと思われます。)
鳥居型のタイプは、千葉県ではまだまだ探せば沢山ありそうです。

 さて、ここでレアものです!
低圧用の分岐に、なんとここでは!
高圧用のCVTケーブルが使われています。
CVTケーブルといえば、都心や駅前でよく高圧用として使われているあれです。(山道でも木々が沢山生い茂る場所では見かける場合あり!)
この用途での使用例はかなり珍しいです。
 低圧本線からの分岐はこんな感じで、直で100Vの電灯線から出てますね
 引き込み口側はこんな感じで、この部分はいつも通りですが
ここで高圧用のCVTケーブルには少し違和感があります。w
もう一度、一番好きな部分に視線を移します。

昔ながらの鳥居型はやっぱり良いなぁ~
鳥居型も新設は中々見かけないですね